中庭のある家―見過ごせない「狭い敷地だからこそのメリット」5つ | 注文住宅情報ブログ | TOPICS | アールギャラリー (アールプランナー) 愛知、東京の注文住宅&一戸建て

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中庭のある家―見過ごせない「狭い敷地だからこそのメリット」5つ

【営業】 阿部 栄樹

  

  

せっかくマイホームを建てるのなら、週末に家族で「楽しめる家」にしたいですよね。

そういったニーズから注目されているのが「中庭」。

中庭のある家は、作品集などでもよく目にするものです。

外からは見えない、もしくは見えづらい中庭でしたら、お子様のいらっしゃるご家庭でしたら夏場にプールを置いたりして楽しむこともできます。

また、ガーデニングも楽しめることでしょうし、ウッドデッキを配置することでもう一つのリビング(バーベキューやお茶を楽しむスペース)として活用できる家となることでしょう。

さて、こういったデザインの面でも重宝される中庭のある家ですが、やはり何事にもメリットにはデメリットもつきもの。

この「中庭のある家」の良い点・悪い点をピックアップしてみましょう。

 

中庭のある家のメリット


1. 外から見えにくいので、プライバシーを保った自由なスペースが確保できる

2. 北側など光の入りにくい部屋でも、中庭を通して自然光を取り入れやすい

3. 防犯面をさほど意識せずに済むので窓からの通気がしやすくなる

4. ご近所にこれから何が建つかわからない分譲地などでは、先に自分たちのプライベートスペースを確保しておけば後々有利にはたらく

5. 北向きの土地でも、明るい家を作りやすい

 

中庭は何の為に作るか?


ある程度の敷地面積と建坪が確保できなければ、快適な「中庭のある家」は難しいものです。

そもそも、近年増えてきている中庭のある家はその部分に何を求めているのでしょうか。建築家の作品集を見ていると、スペイン風の「パティオ」を思わせるものが多いのが特徴。「パティオ」は、やはりリビングの延長で使用され、ご近所さんを招いてのガーデンパーティや井戸端会議の場になったりします。

プライベート空間としてでなく、人の集う場としても利用されるのです。

ウッドデッキやテラコッタ調タイルを敷き詰めたりして、リビングの延長として使用が可能。春や秋など、気候の良い頃には外部からの視線を気にせずにくつろげる場となりますね。小さなお子さまがいらっしゃれば、安心して遊ばせることもできますから、親御さんとしては安心の住まいともなるでしょう。

むしろ、狭い敷地だからこそ中庭が有利にはたらくケースもあります。可能な限り敷地ぎりぎりに家を建て、内側に庭を持ってくるのです。お隣との間隔が狭い場合、どうしてもプライバシーの問題は発生しやすいもの。

特に大通りに面した土地だったのなら、お隣だけでなく通りを行き交う人たちの視線が気になり、カーテンを閉め切って暮らさなくてはならない事もあり得ます。せっかく新しい家を建てても、これではゆっくりくつろぐこともままなりませんね。

これらの問題を解消してくれるのが、「中庭のある家」です。

プライバシーを保ちつつ、明るさや通気を確保し、安心して子供を遊ばせることができ、お友達との楽しい時間を持てるのが最大のメリットと言えるでしょう。ご自宅でのお仕事をされている方は、気分を変えるためにお散歩をされることも珍しくありません。外出までしなくてもコーヒーを片手に中庭に出ることで、外の空気に触れることができるのはうれしいポイントではないでしょうか。

また、動線が長くなる面こそあれ、2世帯住宅を建てようとしているのならばさらによいことも。それぞれの世帯のつながりは持ちつつも、中庭を隔てることでそれぞれの暮らしを疑似的に分離することができるでしょう。何かがあれば声を掛けられる距離。すぐに駆けつけることのできる距離。

家族のあり方の面でもメリットが見いだせるかもしれません。

おしゃれな空間が注目されている「中庭のある家」ですが、暮らし方に直結する側面を有しますので、家を建てようとお考えの方は、ご一考されることをお勧めします。

「ロの字」「コの字」の家で実現できる中庭。敷地や暮らし方、気候の問題と関係する部分が多い家となりますから、中庭のある家を多く手掛けた建築家への相談をしましょう。

 

中庭のある家|まとめ


単なるおしゃれな家に終始しない、中庭のある家のメリットを上げました。

1. プライバシーを保った自由なスペースの確保
2. 自然光を取り入れやすい
3. 自由に窓を開けられるので通気がしやすい
4. ご近所に気兼ねしないよう分譲地でこそ検討したい「中庭のある家」
5. 北向きの土地でも、明るい家を作りやすい

一方のデメリットで直接生活にかかわるポイントは

1. 湿気がこもる場所となりうる
2. 居住スペースが減ってしまう
3. 動線が長くなる

でした。

その他のデメリットは予算によりある程度は解消できるものです。もちろん、上記デメリットも建築家とじっくり話し合うことである程度クリアできるでしょう。

お子さんがおられるご家庭、ご両親との同居も考えられるご家庭では、とてもメリットの大きい中庭。デザイン=機能美だ、とお考えの方にこそお勧めしたいのがこの中庭のある家です。おしゃれなだけでなく、実際にプライバシーの面でご家族を守ることができるためです。

今や、安心・安全は自助努力で勝ち得るべきものとなりつつあります。可能な限り明るい部屋、外部からの人目を気にしなくて済み、なおかつオープンでリラックスできるスペースを得る方法が、この中庭なのです。

快適で安心できる家づくりのためにも、中庭のある家を検討材料の一つに含めてください。ご家族で四季を楽しむと同時に、お仲間との楽しい週末をエンジョイできることでしょう。今後も、この中庭のある家は増えてゆくことでしょう。

建築家との相談の中に、是非含めてみてください。一味違った暮らし方が見えてくるはずです。