注文住宅ちょっとマニアックなエアコンの話 | 注文住宅情報ブログ | TOPICS | アールギャラリー (アールプランナー) 愛知、東京の注文住宅&一戸建て

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注文住宅情報コラム

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注文住宅ちょっとマニアックなエアコンの話

アールギャラリー住宅コンサルタントの鈴木です。

 

以前エアコンについて家電量販店によって差があることを書かせていただきましたが、

 

今回は配管のお話で、間取りの打合せをしていると時々議題にあがるのがエアコンの室外機設置位置ですが、あまりファサード面や見える場所に置きたくないものです。

その場合に、隠ぺい配管といって工事中に壁の中などに先行で配管をしておいて建物の裏側など目立たない場所に室外機を設置できるように準備しておくのですが、当然問題となるのが配管の長さになります。

 

エアコンの詳細な仕様をよく見ていただくと最大配管長12mとか20mとかの記載があり、一般的にエアコンのすぐ裏や横に配管を抜いて室外機を設置した場合の配管の長さは3~5m程度ですし、隠ぺい配管の場合でも12mあれば十分のように思えますが、このカタログスペック上のm数を額面通りに受け取ってしまってはダメで、最大配管長12mというのは最低限の機能で基本的に1階のエアコンで壁のすぐ裏や横に室外機設置をする場合を想定しており、2階設置のエアコンの場合は最大配管長15m、隠ぺい配管の場合は最大配管長20m以上の機種を選択する必要があるそうです。

 

もし適さない最大配管長のエアコンを設置してしまった場合のデメリットとしては、能力低下を招いてスペック通りの性能を発揮できず、それにより冷暖房効果が落ちたり電気代が余分にかかってしまったり、エアコンに余分な負荷がかかり機械の寿命を縮めてしまうことがあるそうですので選定は重要です。

 

メーカーによっても、業務用を製造しているメーカーと一般家庭用をメインに製造しているメーカーとで対応している最大配管長のバリエーションに差があるようです。

家電量販店さんでは、このことを知らないもしくはそこまで考えてお客様に機種を薦めていないことが一般的ですので、迷われた場合はエアコン専門業者か我々にご相談いただければと思います。